介護事業所は、スタッフの定着をすすめよう!

介護業界に入るスタッフが毎年たくさんいる反面、離職する人もたくさんいます。しかも、せっかく介護の資格を取り、就職したにもかかわらず、介護事業から離れ、他業に転職する人もたくさんいます。なぜでしょうか。

厚労省の調査では、小規模の事業所ほど離職率が高く、離職理由は、人間関係や給与が低いなど、他の業界とも共通する理由で離職しています。

少子高齢化が進み、介護業界は、ますます必要不可欠な業界となっていきます。さらに、その介護業界が、マンパワーがすべてであるのにもかかわらず、離職率が高く、人材不足が慢性化しているのは、解決を急がなければならなない、大きな問題です。

各都道府県では、介護業界の人材定着のために、キャリアパスの導入や働きがいのある職場つくり、賃金水準の向上および処遇改善加算などに取り組んでいます。

一方、各介護事業所でも、働きやすい職場つくり、魅力のある職場つくりに取り組み、チャレンジすることに尽力しています。

職場環境が向上していけば、介護スタッフの働き甲斐も大きくなり、事業所も社会環境も向上していくことでしょう。

スタッフ定着のために「職場定着支援助成金」があります。

 スタッフ定着には、離職理由をなくしていくことが必要です。まず、おおきな離職理由の1つである、給与額の改善を進めることです。

国では、介護スタッフの給与額の向上をめざし、「処遇改善加算」という給付を行い、人材の定着を支援しています。

さらに、雇用保険の助成金からも、介護事業所が、スタッフが安心して働ける賃金制度をつくり、または改善した場合に、50万円。さらにそれによって1年後離職率が改善された場合には60万、3年後に離職率が改善されている場合は、90万円支給される「職場定着支援助成金」があります。

 これらの助成金を利用して、スタッフ定着の職場環境の整備ができれば、事業所も好況となります。給与面だけでなく、整備された給与体系があり、自分の処遇が分かると、目標を持ちやすくなるし、努力する方向性もはっきりしてきます。

 スタッフが、事業所の方向性や理念を理解し、自身のキャリアアップを同時に考えられるようになるのです。キャリアパスの作成、賃金評価制度の整備には、社員の自覚や自尊心が伸ばし支える力があります。

ぜひ、この「職場定着支援助成金」を利用して、離職理由の改善をし、スタッフを伸ばして、事業所の戦力にしましょう。

助成金のご相談なら、当事務所へお問い合わせくださいませ。

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