男性社員に完全育休1か月取得宣言をした企業がでました。

積水ハウスは、3歳未満の子どもをもつ男性社員に必ず1か月以上の育児休業を取得させる制度を導入すると発表しました。プレスリリースで、次のように発表しています。

積水ハウスグループは、企業理念を「人間愛」とし、家族の安心、人材採用・定着と育成をテーマに、すべての多様な人材が活躍できる働き方改革「わくわく ドキドキ 心躍る職場づくり」の取組を推進しています。今後も仕事と育児・介護の両立支援などのダイバーシティー推進に一層取り組み、人間性豊かな住まいと環境の創造を進めてまいります。

「キッズファースト企業」として子育てを応援する社会を先導します。その実現に向け、3歳未満の子を持つ男性社員全員が子の誕生から3歳に達する日までに1か月以上の育児休業を取得し、最初の1か月は有給とします。分割での取得も可能とし、業務との調整もしやすい制度となっています。進捗率も毎年開示します。

発表の内容のように、企業の仕事が家づくりなので、その家に住む家族が、暖かい満たされた生活・人生を送れることを基礎にした企業理念と環境づくり宣言ではないかと思います。

現代社会では、生活環境が一昔前と異なり、女性が外で働くことが当たり前になり、2代3代一緒に家に住むという家庭環境でなくなりました。男性の家事育児参加は必須の時代となったのではないでしょうか。

男性の育休1か月は、配偶者を助け、家族を守るのに必要な制度とであると言えるのではないでしょうか。

全国的な男性育休取得率は、現在、低い。

厚生労働省によると、男性育休取得率が2017年度は5.14%だったと発表しています。前の年度から1.98ポイント上昇し、過去最高となったようです。ちなみに女性の取得率は、83.2%です。

 男性の育休取得率は、まだまだ低い。厚労省は2020年度までに男性の育休取得率を13%にする目標を掲げました。

男性社員に1か月完全育休取得制度は珍しい。

この制度の発表をした積水ハウスでも、男性社員の平均育休取得日数は2日にとどまっていました。男性社員に1か月以上の完全育休を有給で取得させるというのは、大変珍しく、同社は、育休の推進企業になることは間違いないでしょう。

これからの時代の働き方は、急ピッチで変化していくと思われます。働きやすい職場、社員が業務に邁進できる職場づくりは、企業にとって、大変意味のある、会社づくりの礎になるはずです。

会社の進むべき道、新たな時代を作る道を、各社で調査分析のうえ、改善していくと同時に、会社の目玉となる人事制度を作っていってほしいと思います。

会社の進む道を一緒に考えませんか。

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