助成金と補助金は、まったく違います。

助成金と補助金が同じだと思っていらっしゃる方が多くいますが、助成金と補助金は別物です。

助成金は、雇用保険(厚生労働省)の助成金のことをいいますが、補助金は、事業活性のために補助される補助金(経済産業省)のことをいいます。

社会保険労務士が、扱っているのは雇用保険の助成金であり、法律上、社会保険労務士でないと手続きができないことになっています。なので、助成金の受付相談窓口では、身分証等の提示が要求されます。

一方、補助金については、特に資格等がなくても手続きができるため、中小企業診断士や経営コンサルタント等が扱っていることが多いようです。(中小企業診断士は、ハードルの高い試験ではありますが国家資格ではありませんので、法的な権限はないのです)

助成金と補助金の違いは何?

助成金と補助金の違いですが、まず交付元が、助成金は厚生労働省であり、補助金は経済産業省となります。

目的は、助成金は、雇用や労働環境の整備ですが、補助金は経済・地域の活性化です。

対象は、助成金は雇用保険に加入している、又はこれから加入する事業主(法人・個人問わない)、補助金は、補助金の目的により対象となる会社が決まります。

受給手続には、どんな審査があるの?また、受給額は?

助成金については、いろいろな雇用改善のための助成金がありますが、どの助成金も要件に該当し、適切な書類を作成して提出すれば、受給できますが、補助金は、要件を満たして書類を提出しても、受給額や受給可否の審査があり、審査で落とされることがあります。

受給額については、助成金は、受給額が各種類毎に決まっていますが、補助金は、補助金の対象となる経費、補助の割合、上限額があり、経費の一部が補助額となります。

手続き期間は?どのように手続きすればよいの?

手続きをするにあたっては、いつからいつまでに手続きをしなければならないかですが、雇用保険は、その年度の年度末までに計画書等を提出して各助成金の決まった期間までに手続きをすれば、受給可能ですが、補助金は、公募で募った会社を審査するので、公募期間が、数週間から1か月程度のようです。補助金の手続き期間は、短いといえます。
助成金と補助金は性質の異なるものです。社会保険労務士が、扱うのは助成金であり、助成金の手続きは社会保険労務士にしかできません。

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