ある日、ネット上に自社の評判を落とすと思われる投稿がのっていたら・・・
昨今は、ネットの時代です。電車に乗れば、ほとんどの人がスマホを見ています。メールでのやり取りは、電話より頻繁に行われているのではないでしょうか。そんな今日、ネットを閲覧していたら、自社への批判と思われる投稿、アルバイトが仕事中に悪ふざけをしている写真等を発見した・・・どう対処しますか。
ネット上に、投稿されてしまってからでは、削除しても遅い
一度このようなものがネット上に出てしまえば、当然多数の目にさらされます。いくら社員の悪ふざけ、内容は真実ではないとしても、会社はダメージを受けるでしょう。「こんなことをしたのは誰だ」という犯人探しから懲戒処分になるかもしれません。しかし一番大事なのは、日常の社員教育、上司の部下への管理監督が問題、社員の自覚になります。これだけ、ネット利用が当たり前の今日、会社も、「そんなことは注意しなくても、しないのが当たり前だ」と思っていたのではすみません。
普段から、社員としての服務規律を徹底しよう。
実際に、このようなことが起きて、懲戒処分だの、損害賠償だの、といっても、すぐにできるものではありません。投稿が、どんな内容で、どのような加害行為なのか、予防策がきちんとできていたかなどということも併せて、損害賠償の請求は限定されます。できないことも多いです。会社は、このような事件が、起きないように、社員に服務規律や、どんなリスクや損害が会社にあるのかを周知しておくことです。
社内のルール整備や社員への周知徹底のリスク防止が必要です。
会社の評判を落とすような投稿だけでなく、会社の機密情報の流失になるような投稿もあります。社員の教育だけでなく、会社のリスクヘッジとして、普段から、PCなどの端末の利用制限や、利用方法、会社のチェック、ネットに関する安全管理体制も整備しておく必要があります。
私用メールの禁止は当然ですが、アプリソフトなどのダウンロードの禁止、顧客情報などの重要情報流失防止の管理体制も整備しておきましょう。
万が一、事件を起こしてしまった社員への懲戒処分や、業務変更のことなども、整備しておく必要があります。
何をどう整備したらよいのかは、専門家に尋ねるのが一番良い方法です。