タイムカードは、給与額になります。
タイムカードの不正打刻は、多かれ少なかれ、どこの会社でも起こっています。
社員が、ついうっかり打刻を忘れたり、時間をずらして不正打刻したり、他人が打刻したり・・・。
タイムカードの打刻は、給与額に影響します。つまり、「打刻時間=お金」であり、不正打刻は最終的には社内トラブルとなります。
タイムカードに打刻されていない勤務時間があれば、サービス残業になり、働いていない時間を勤務時間として打刻すれば、給与の横領になり、タイムカードのトラブルは多発します。
勤務時間の把握は、会社の責任。
会社が勤務時間を正確に把握できないということは、会社の不利益につながります。
労災が起きた場合は、原因解明ができなくなります。労働時間の把握という基本的な労務管理ができていないとなれば、会社の責任も問われかねません。
また、休日出勤をしていないのに、休日出勤をしたと勤務表に記載する社員がいた場合、
懲戒処分が適用されますが、それも、会社が事前に就業規則で規定していないとできません。
逆に、社員が打刻忘れをそのままにして、サービス残業になってしまうのも問題です。サービス残業となれば、会社側の「賃金の未払い」となりかねません。
タイムカードの打刻を行うのは社員一人一人ですが、それを管理するために、会社が行わなければならないことや、果たすべき責任もあります。
こんなにもたくさん、タイムカードの問題は出てくるのです。では、どのように対策ととったらいいでしょうか。
就業規則の整備と習慣化、そして労務の整備をしましょう。
会社が勤務時間の管理をきちんとするのには、「就業規則の整備」と「管理監督者の役割」と「社員一人一人の理解」が必要です。
就業規則で、タイムカードについてのルールを決めておけば、トラブル発生時にいは、スパッと解決できます。
しかし、ルールを定めるだけではなく、職場でのコミュニケーションの取り方や、上司の監督など、事前にトラブルなどが起きない体制づくりもしておく必要があります。
それには、専門家に相談するのが近道です。タイムカードとともに、周辺の労務整備もしてくれます。