感染が拡大しています。

 コロナウイルス、特に変異株が、感染拡大をしており、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が、9月12日までに延長されました。陽性者の療養は、自宅療養がほとんどです。重症者の年齢も40代から60代が増加しているようです。

 このようなコロナ感染拡大の中で、再度、会社のコロナ対策を考えましょう。今回は、どの会社にもあるオフィス業務や、感染率の高い接客業についての対策情報です。

オフィス業務での対策

 三密を回避するのには、テレワークの導入および出勤者を最小限にすることです。在宅テレワークなら感染拡大は抑えられると思いますが、会社に出勤の場合は、不特定多数の利用者が使用する物品等の消毒や手洗いなどをコマメにしましょう。特に休憩室での食事や飲食などは控えましょう。他には、換気に注意する、出勤者同士での飛沫対策(衝立などより、話さないこと)に気を付けましょう。

厚労省が今年3月に公表した「テレワークの適切な導入及び実施推進のためのガイドライン」の巻末に、事業者と労働者それぞれが安全衛生管理体制を確認するためのチェックリストが掲載されているので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

接客業での対策

 不特定多数の人と接触する接客業は、感染リスクが高い業務です。一口に接客業といっても、いろいろな業務があるため、各社で、対応マニュアルと作ることです。どちらにしても、対人距離や接客時間等の対応を考えなければならないでしょう。

 基本的な対策は、すでにやっておられると思いますが、従業員の体調管理、マスク着用、手洗いなどは必須対策です。そして職場環境の対策として、換気、間仕切り、消毒、声出しや会話を控えるなどです。お客様への対策は、マスク着用の入店依頼、カラオケ店などでは、使い捨て手袋の用意をすること、飲食物の共有禁止などです。

通勤や業務外出時の対策

  社員の通勤も公共交通機関を使わず、なるべく、マイカーや自転車通勤をしてもらうことです。仕方なく、公共交通機関に乗車するときは、手すりなどにつかまらないこととし、到着したら手洗い・うがいを入念にすることです。

 会議や打ち合わせはオンラインを利用し、外出を避けることです。どうしても、外出や出張をしなければならないときは、行った場所やだれと会ったのかをメモしておきましょう。出張も行き先地域の情報を確認して、出張の可否を決めましょう。

 このように、対策は基本対策をどのように会社や社員が、取り込んでいくかになります。対面は避けるのが原則、テレワーク・オンラインでの商談などに、切り替えることです。
また、どのように三密を避けるかを会社が決め、周知し、実行していくことです。

まだまだ、続くコロナ禍ですが、感染拡大をおさえることが最大のポイントです。一緒に、職場での対策を考えて、乗り越えていきましょう。

>>ご相談は、社会保険労務士 橋本奈津子事務所へ

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