外国人労働者の採用がどんどん始まる。

 いよいよ来月4月には改正入管法が施行されますが、それに伴い、外国人採用の強化をすると企業から発表があり、このような記事が出ました。

「 パナソニックは、2020年度の同社クループの国内新卒採用について、新たに
英語と中国語で選考を受けられるコースを新設すると発表した。日本で就職活動を行う外国人が対象。世界各地で事業拡大を進める中、海外人材の採用強化につなげたい考え。

 新設する「日日本語話者(G100)では、適正検査や書類選考、面接の一部を英語か中国語でうけることができる。事務系職種の採用で導入。国内における新卒採用で外国語受験に対応した選考コースを設けるのは、初めてという。

 また20年度の国内新卒採用について、19年度に導入した入社時の配属先をあらかじめ決めておく制度を拡充すると発表。経理と法務・知的財産に、新たに経営戦略と人事も対象に加える。

 20年度の国内新卒採用人数は前年と同じ計900人を計画している。」

増加する外国人労働者の採用

 パナソニックが外国人労働者の採用強化に先鞭をつけましたが、これからどんどん、企業は外国人労働者を採用することになるでしょう。

 中小企業においても、これから人手不足のため、どんどん外国人労働者を採用するでしょう。

 「日本人の若い労働者はどこへ行ってしまったのでしょうか。」とある関与先の会社の社長さんが言っていました。募集を出しても、応募がない。地域の若サポに相談したりしていると話しておられました。

特に、建設業等の業界では、人手不足で、外国人労働者を採用するしか手がないようにも思われます。とある建設業の社長さんは、発注先の大手建設会社から、外国人だけで来られては困ると言われたが、外国人しかいないんだよ。という話もされていました。

 ますます人手不足の日本、これから、オリンピック準備等もあるため、単純労働の外国人も大幅に増えます。

外国人労働者の労務管理や生活支援が必要になる。

 外国人労働者を採用するにあたっては、どのようなことが起きて、どのような準備や対策をしなければならないのでしょうか。

 外国人労働者にとっては、日本という不慣れな文化や習慣での生活になります。今まではマネーロンダリング等の危険もあるため、外国人が銀行口座を持つには、制限がありました。しかし日本で就労する外国人は、銀行口座に給与が振込まれるためには、銀行口座の開設が必要になり、こちらも制限が開かれるようです。

しかし、銀行口座の開き方がわからない外国人には、生活支援として、一緒に銀行に同行して、教えてあげたりする必要があります。

日本語も試験に受かったとはいえ、漢字が読めなくて、立ち入り禁止や取り扱い危険地帯にはいって、労災に遭ってしまうケースも多いようです。

家族の移住などの問題も出てきますし、国際結婚も増えるでしょう。生活で困るようなことがあったり、魔が差したりして、犯罪を起こしてしまう可能性もないわけではありません。

外国人を採用するということは、総合的に外国人労働者の支援をする必要が出てきます。

 当事務所も、外国人労働者開国元年、改正入管法施行元年にそって、多々のご支援の準備をしてまいります。

>>外国人労働者採用をどうしたらよいかは、当事務所へご相談ください。

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