中小企業は経営者の意識が変われば社員が変わる

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中小企業の働き方改革はどうするか。

 現在、政府が旗を揚げて進めている働き方改革。こちらも法律改正がメインになる。労働基準法は戦後まもなく制定された法律であるため、戦後70年を過ぎた社会の中では、改正がたびたびおこなわれてはいるが、なかなか現場(特に中小企業)には合わなくなってきている。

法律や制度がなければ、国の方針を正当に国民に浸透させることはできない。だから、法律や制度は必要である。しかし、それに向かって、実施をしていく現場(特に中小企業)は、合法的に制度をつくっていっても、実際にどう動かしていくかとなると、これはその分野を得意とする専門家に相談するしかないのである。

いろいろなタイプの専門家がいると思うが、中小企業の場合、まずは合法的でかつ、自社にあった制度やルールを会社の将来を考えた経営方針のもとに、社員の人材育成を考えて作ったうえで、運用していくことである。

キャリアコンサルタントとしての視点は意識改革に重要です。

 社会保険労務士は、一般的に中小企業を対象に支援をしている。しかし、人事労務の支援をするにあたって、法律や人事労務の勉強はしっかりしているけれど、ソフト面まで勉強・経験している人は少ない。

 私は、社会保険労務士になったときに、人はソフト面が大事と思い、キャリアコンサルタントの勉強をした。勉強のかいがあって、キャリアコンサルタントとしての考え方、知識はとても役に立つ。

先日、友人のキャリアコンサルタントと、「意識改革は社員ではなく経営者の意識を変えること」だと、話していたところである。リーダーの意識は、何よりも大事なのである。

それを後押しするかように、次のような企業内で活躍しているキャリアコンサルタントの研究会報告(一部抜粋)も、とても参考になる。

※企業内キャリアコンサルタントとは、主にその企業の人事部で働いている正社員が、会社命令でキャリアコンサルタント資格をとり社員の支援を行っているもの 

経営者およびマネージャーの意識改革こそが大事な改革である。

現在、第3次産業が盛んになり、法律・制度が製造業のままとなっているひずみが働く人に影を落としている。企業現場では、計画的なOJT/OFFJT、自己啓発意欲が減少し、様々なしわ寄せがミドルマネジメントを襲っている。だからこそ、キャリアコンサルタントの出番である。

働き方改革の1つの大きな意義は、これまで働き方やキャリアが「人事(ひとごと)」であった社員が「自分ごと」化した意識改革が浸透しつつあるといえる。いま企業内キャリアコンサルタントで必要なことは、継続性かつ組織全体を視野に入れた意識的な組織開発のマインドスキルである。社員だけでなくマネージャーの支援を行うことである。

働き方改革は、経営者の意識改革を社員に見せることから始まる。

 この報告のように、現場で動いているキャリアコンサルタントの言葉は、真髄である。特に中小企業は、経営者の意識や動きが、伝えやすい。しかし、中小企業の経営者さま自身は
日々の仕事や付き合いに追われていて、ご自身のマインド育成を考えるきっかけがない。

 一度、ご自身の意識を考えて見ることで、将来に備えませんか。社労士 橋本は、社会保険労務士としての合法的制度設計だけでなく、キャリアコンサルタントとして、皆様のご相談をお受けできます。

ぜひ、身近に、経営者様のマインドや社員のソフト面を考えて相談できる社会保険労務士をおいて、今後の事業アップにお役に立ててくださいね。

 >>一度、一緒に考えてみませんか。

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